黄金比から見る世界で最も美しい有名建築物ランキング

第1位.イギリス「セントポール大聖堂」(黄金比:72.28%)
ロンドンの金融街、シティ・オブ・ロンドンにある大聖堂。
起源は604年ごろケント王国のエセルバート王によって建立された小聖堂にさかのぼる。12~14世紀に新築された大規模なノルマン様式の建物は1666年のロンドン大火で完全に倒壊した。新聖堂の造営計画は当時の指導的建築家クリストファー・レンに委嘱され、1675~1710年にラテン十字形のプランによる現在の新古典主義様式の建築を完成した。

 

英国の世界的な屋根素材サプライヤーが、美のバロメーターの「黄金比」を使用して世界で有名な100の建築物からランキングを作成。

黄金比とは古代の代数方程式で「長方形の縦横比が黄金比になると、安定した美感を与える」とか、「調和の取れた美しさがある」と言われている。(近似値は「1:1.618」)

ランキングによると世界で最も美しい建築物はイギリスの「セントポール大聖堂」。第4位には「大阪城」が入った。日本では「金閣寺」が21位、「皇居」が30位となった。

 

第2位.シンガポール「マリーナ・ベイ・サンズ」(70.88%)
近未来的なデザインに着想を得てデザインされた複合リゾート施設。モシェ・サフディの設計による3つのタワーは、55階の高さまで積み重ねたトランプのカードがモチーフになっている。

 

第3位.イギリス「ウエストミンスター寺院」(70.55%)
イギリスのロンドン・ウェストミンスターにあるイングランド国教会の教会。11世紀に修道院として建立され、幾度も改築を重ねて世界でも有数のゴシック建築物に。床や壁に刻まれた墓碑銘には、科学者ニュートン、探検家リビングストン、音楽家ヘンデルなどが。詩人コーナーにはシェイクスピア、ワーズワーズ、バイロンら英国が誇る文豪の名前が並んでいる。

 

第4位.大阪城(70.38%)
安土桃山時代に豊臣秀吉によってに築かれ、江戸時代に再築された日本の城。現在は江戸時代初期から後期にかけて建てられた櫓や門、蔵など建物13棟および内堀と外堀が現存する。

 

第5位.ロシア「聖ワシリイ大聖堂」(69.10%)
ロシアの首都、モスクワの赤の広場に立つロシア正教会の大聖堂。16世紀半ば、初代ロシア皇帝イワン4世がカザンハン国に対する戦勝を記念して建造。中央の主聖堂のまわりを八つの小聖堂が囲む。

 

第6位.スペイン「カサ・ミラ」(68.64%)
ガウディが設計したバルセロナのグラシア通りにある建築物。住宅の最上階は資料や模型を展示し、ガウディ作品の博物館となっている。また屋上テラスや住宅内部の一部を見学することが可能。

 

第7位.イタリア「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」(67.52%)
イタリアのフィレンツェにあるキリスト教・カトリックの教会。フィレンツェの大司教座聖堂であり、ドゥオーモ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成される。

 

第8位.インド「タージ・マハール」(67.45%)
インド北部のアーグラにあるムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの妃ムムターズ・マハルの墓廟。 総大理石の白亜の廟は、インド・イスラム文化の代表的な建築物です。1983年、インドの世界遺産に登録されました。

 

第9位.チェコ「ダンシング・ハウス」(66.87%)
1996年にチェコ・プラハに建てられたビル。二人でダンスを踊っている様子を表現してる。当初はオフィスビルだったが、現在はホテルになっていて不規則な多角形の部屋や斜めの窓など奇抜な部屋がたくさんあり、非日常的な時間を過ごすことができる。

 

第10位.ドイツ「ノイシュッバインシュタイン城」(63.10%)
ドイツのバイエルンにある城。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとして世界中から観光客が訪れる人気スポット。

 

第11位.ドイツ「ケルン大聖堂」(61.69%)
ドイツのケルンにあるゴシック様式の大聖堂。ゴシック様式の建築物としては世界最大。約632年の歳月をかけて1880年に完成した。

 

第12位.バチカン「サン・ピエトロ大聖堂」(61.47%)
バチカン市国南東端にあるカトリック教会の総本山。バロック様式のキリスト教の建築物としては世界最大。

 

第13位.アメリカ「セントルイス大聖堂」(58.10%)
アメリカニューオーリンズのジャクソン広場に面したアメリカ最古の大聖堂。3つの塔と純白の壁が美しい建物。内部のステンドグラスやフレスコ画は一見の価値あり。

 

第14位.ヨルダン「ペトラ遺跡」(57.12%)
ヨルダンにある遺跡。死海とアカバ湾の間にある渓谷にある。映画『インディ・ジョーンズ』の舞台としても有名です。

 

第15位.ブラジル「ブラジリア大聖堂」(55.79%)
ブラジルを代表する建築家オスカー・ニーマイヤーの設計によるブラジリアの大聖堂。不思議な設計の外観で巨大な王冠のように見える。

 

第16位.パキスタン「ファイサル・モスク」(55.23%)
パキスタンの首都イスラマバードにあるモスク。モスクとしては珍しい外観は、一般的に用いられる伝統的なドーム型とは違い、アラブの遊牧民族ベドウィンが砂漠に張るテントをイメージしています。

 

第17位.アメリカ「ホワイトハウス」(53.31%)
アメリカ合衆国大統領が居住し、執務を行う官邸・公邸。初代大統領 ジョージ ワシントンが大統領の時、1792年に建設がはじまり1800年に完成する。大統領府のデザインをコンペで募集し、9件の最終候補の中からアイルランド出身の建築家であるジェームズ・ホーバンの案を採用した。

 

第18位.ドイツ「ブランデンブルク門」(52.56%)
ドイツ・ベルリンのシンボルとされている門である。かつてのベルリンは都城都市で城壁がめぐらされ、18ヵ所の城門があった。ブランデンブルク門はその一つで1868年に城壁と城門は取り壊されたが、唯一例外として残った。

 

第19位.エジプト「キザの大ピラミッド」(52.35%)
エジプトのギザに建設されたピラミッド。世界遺産メンフィスとその墓地遺跡の構成要素でもある。古代エジプトの第4王朝の王、クフの墓とされ、 クフ王のピラミッドとも呼ばれる。

 

第20位.イタリア「ミラノ大聖堂」(50.30%)
世界最大級のゴシック建築で5世紀もの歳月をかけて多くの芸術家によって完成された壮大な大聖堂。ミラノでは外せない観光スポットのひとつ。